
2007年09月30日
沖縄物語 一章の終わりに







鵠沼の生活は気に入っていたけれど、もし何かあっても
沖縄に行けば大抵のことはどうにかなるという安心感があった。
自然とかそういうのもあるけど、やっぱり人との繋がりが
自信とか勇気とかを分けてくれるんだと思う。
那覇でいちばんの夜遊び友達は、今回もまたサイコーだった。
酔ってバカ話して、肩をばんばん叩きながら大笑いして、
でも時々マジトークして握手して。
でも後日フォローもぬかりないのが50代の魅力だ。
おっちゃんの懐の深さには参ってしまう。
ワタシもこんな大人になりたい。
少し前、合鍵をもらった。
理由があってのことで、しかもそれは女友達なんだけどね。
20代の後半、銀座や青山でカッコつけて高いワインを飲んだ友達。
それぞれの状況変化によって、連絡も途絶えがちだったけれど
ちょっとしたきっかけで交流が復活。
お互いいろいろあって語りつくせないものも多いけれど
ベースとなる考え方や、求めるものは似ているみたいで
そこには深い安心を感じる。
だからしつこく伝えてる。
ありがとう、ありがとう、って。
でもたまには困ったちゃんも登場する。
先週、高飛車な物言いで奇妙な相談を持ちかけられたときのこと。
世界のほとんどを見下しているけれど、アナタには一目置いてます、
みたいな発言を、それ以上、聞くに耐えなかったからそう伝えた。
「ワタシはまだ病気なので、あなたの話を受け止めることは出来ません。
だからアドバイスも出来ません。
その分のエネルギーは、自分のためにとっておきたいのです。」と。
すごくひどいこと言ったみたいに聞こえるかもしれないけれど
何でもないみたいに一般論で片づける方がよっぽど失礼だと思ったのだ。
それにそんなことしたら、ワタシの回復を信じて、励ましてくれたり
一緒に考えたりしてくれる人達に申し訳が立たない。
友達と知り合いの境界線を見た瞬間だった。
そしてその線引きを出来た、と思った時、回復の兆しを見た気がした。
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このブログは、本日を持って終わりにします。
そもそもは6ヶ月間の療養の記録でした。
それが3ヶ月延びて9ヶ月間になり、
そのままずるずると続編を1年以上続けてきたわけです。
吉本ばななの本、世界の旅シリーズは
舞台となる土地がタヒチだったり、バリだったりと違うのに、
登場人物もまるで違うのに、なぜか人の一生を感じます。
そんな風に、人生を展開していきたいワタシには
友人の言ってくれた「沖縄物語 一章の終わり」には
今が最もいい時期のように感じています。
ありがとうございました!
この記事へのコメント
長い間、ありがとう。
随分と励まされました。ホントに感謝してます。
寂しいですがしかたがありません、諦めて受け入れ
ましょう。
絵美子さん、いつも元気でいてください。
では、さようなら。
Posted by まも at 2007年09月30日 20:55
素敵なブログを本当にありがと~♪
またお会いしましょー!!!
Posted by マリマリ at 2007年09月30日 21:10
第二章以降も
keep in touch でね。
とても、考えさせられたり
勇気をもらったり、あたたかい気持ちになったり。
ステキなブログでした。
ありがとう。
Posted by うっちぃ at 2007年09月30日 21:18
見事な幕引きです。
これからも人生の起伏を進みながら素敵な物語を綴っていってください。
Posted by ひとえ at 2007年10月02日 11:36
このブログを始めた頃は、ふつうの療養日記になると思ってたのに予想外にハランバンジョーでした。
Posted by banban at 2007年10月02日 22:29
気持ちいい幕引きですね。
パソコンを通じてあたたかさや優しさが伝わってきて、また自分自身のことも考える事が出来たブログでした。
心にキラリと光る宝石を持っておられる絵美子さんが大好きです。これからもずっと。
実際には顔も声も知る事は無かったですが、この出会いに感謝しています。
では、いつかまたどこかで。
Rotty君によろしくです☆
Posted by march at 2007年10月14日 19:29